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Invisalign治療アドバンスドディスカッション

2025年11月29日開催, 300分間

Invisalign 矯正治療 臨床技術 成人矯正 EBAO 研究
300
録音時間
4
参加者
1
決定事項
6
主要トピック

本ディスカッションでは、Invisalign治療における高度な臨床技術、特にアタッチメント管理や歯の移動戦略、成人矯正における治療方針、口蓋拡張に関する研究結果、およびEBAO受験の要件と対策について深く議論されました。また、今後のオンラインミーティングの日程調整も行われました。

Dr. Sandra Tai 参加者A 参加者B 参加者C

連絡・日程調整

オンラインミーティングの日程調整
  • 日本の夜とバンクーバー、パリの時差を考慮して調整が行われた。
  • 3拠点での同時開催は困難であることが判明。
  • 2月29日 (日本時間3月1日) が候補として検討された。
  • バンクーバーの金曜夜が日本時間土曜昼に当たるため、早朝または夜間の対応が可能であることが示唆された。
学会参加予定
  • ブリュッセル (2月24, 25日)、ヨーロピアンサミット、EAS、AAOへの参加予定が共有された。

Invisalign治療の臨床戦略

アタッチメントの適用と管理
  • アタッチメント不使用のケース: 審美性を重視する患者、Dental Monitoring利用で頻繁な来院がないケース、歯の遠心移動や第二大臼歯の遠心移動。
  • 下顎5番の回転矯正ではアタッチメントなしでのアライナーのみの矯正は難しいとの意見もあるが、elasticの使用で可能とする意見も出た。
  • ロングトラッキング時のアタッチメントの扱い: 矯正過程でアタッチメントが非適合になった場合、除去して歯を正しい位置に戻すか、アライナーに合わせて再配置することで停滞を防ぎ、矯正を継続できる。
  • 歯の圧下(intrusion)時のアタッチメント: 圧下力はアライナー本体から来るため、頬側アタッチメントは不要。圧下によりアタッチメントが非適合になった場合は除去を推奨。
特定の歯の移動
  • 下顎5番の回転矯正: 丸い形状のためアライナーのみでは困難な場合があるが、弾性ゴム(elastic)が有効。
トルクコントロール
  • クラウンラビアルトルクではなく、ルーツ(歯根)をコントロールすることの重要性。
  • クラウンリンガルトルク(舌側傾斜)も重要。
  • Sparkアライナーはパワークリッジがないためリンガルルートトルクに優れるとの見解。

成人矯正の治療方針と患者対応

若年患者と成人患者へのアプローチの違い
  • 若年患者: 理想的な治療目標を設定し、妥協のない完璧な治療を目指すべき。将来的な後悔を避けるため、早期の妥協は避ける。
  • 成人患者 (40〜50代): 現実的な治療目標を設定する。歯の摩耗や患者の主訴(見た目の改善のみ)に応じ、過剰な治療(抜歯、外科手術)は避ける。
  • クラスIIやクラスIIIでも患者に不満がなければ無理に修正しない方針も検討し、治療計画書に修正しない咬合の問題点を明記する。
クラスII/クラスIII症例への対応
  • 凸状プロファイル、垂直方向の歯槽骨過剰を呈するクラスIII/クラスIIの歯科矯正学生の症例を議論。
  • 抜歯をせず、下顎大臼歯の連続的遠心移動と下顎アーチバイターでオーバージェットを確保する治療計画が提案された。
  • 片顎手術回避のため、全顎アーチバイターと圧下、キャッツの使用も検討。
  • 他の教授とは異なる治療計画が患者に好意的に受け入れられた事例を紹介。

Invisalignを用いた口蓋拡張(IPE)に関する研究

口蓋の形態変化に関する研究
  • 研究目的: 口蓋拡張装置(expander)による口蓋の形態変化を測定。
  • 研究方法: microCTで口蓋断面を測定。ステージ0、拡張7日目、拡張終了時に測定し、エキスパンダーをSTLファイルに適合させギャップを測定。
  • 研究結果: 口蓋表面積は統計的に有意に増加したが、体積は増加しなかった。これは口蓋が広がる際に口蓋の屋根が下がるため体積増加が相殺されるため。
  • コンピューターモデリングの予測(V字型から扁平化)と実際の患者での変化を測定。
  • アライナーは、最初の装置では口蓋の形態に沿うが、最後の装置ではより扁平になっていることを確認。

EBAO (European Board of Aligner Orthodontics) 受験について

受験要件とケースレポート
  • ウェブサイトで必要なケースタイプ情報が全て提供されている。
  • 提出症例は治療完了後1年以上の保定記録が必須(最低12ヶ月)。
  • 早めにケースを集め、保定記録が不足している場合は患者を再来院させ記録を取得することが推奨された。
登録の競争率と対策
  • 登録開始から2時間以内に定員(20名)に達するほどの競争率。
  • 登録開始時刻をアラーム設定し、速やかに登録する必要がある。
資格取得の意義と目的
  • 自身の専門性を示し、他者に治療の質を評価してもらう機会となる。
  • 特に講演活動を行う際に、自身の仕事の質を示す上で重要。
  • Dr. Sandra Tai自身も、他の人々を刺激するためにEBAOを受験した経験を語った。

その他

食事と旅行の話題
  • 美味しいラーメン店やフレンチレストランに関する情報交換が行われた。
  • バンクーバーやパリでの食事の経験が共有された。
  • アジア(オーストラリア、シンガポール、台湾)への出張予定について言及。
専門用語の確認
  • ウェブセフ(WebCeph)、ドルフィン(Dolphin)などのセファロ分析ソフトウェアについて触れられた。
  • 「ドライ」という言葉で口が乾く感じを表現する話題があった。
日本の先生方の話題
  • 村上先生、東野先生、マスオカ先生の名前が挙がり、彼らの子供たちの個人的な交流について話題が及んだ。
  • オンラインミーティングの候補日を2月29日 (日本時間3月1日) とすることで合意
タスク担当期限
EBAO受験予定者は、早めにケースを集め始め、治療完了後1年以上の保定記録を確保する EBAO受験予定者
EBAO登録開始時刻をアラーム設定し、速やかに登録を完了する EBAO受験予定者 登録開始時刻
成長期の患者は、完璧な咬合を享受する長い年月があるため、早期の妥協は避けるべきである。
— 参加者
成人患者の主訴が歯列の見た目の改善のみである場合、過剰な治療(例: 抜歯、外科手術)は避けるべきである。
— 参加者
EBAOの資格取得は、自身の専門性を示すためであり、特に講演活動において仕事の質を評価してもらう上で重要である。
— Dr. Sandra Tai