Key Metrics
293
分
録音時間
5
名
参加者
3
件
決定事項
3
件
アクション
Executive Summary
EAS学会でのEBAO合格の成果を振り返りつつ、アライナー矯正の世界的権威Dr. Sandra Taiを迎えて、ダイレクトアライナーGraphyの臨床応用や、抜歯を伴う難症例(G6プロトコル)におけるトルクコントロールの最新知見についてディスカッションを行いました。
Participants
渡部先生 佐藤先生 有本先生 Dr. Sandra Tai Dr. Min-Hsiao
Discussion
EAS学会とEBAO合格の振り返り
日本および台湾のドクターがヨーロッパアライナー矯正ボード(EBAO)に多数合格した成果を称え、要因を分析しました。
- 国別合格者数で日本が非常に高い評価を獲得。
- セファロ分析の数値を包み隠さず提示したことで、症例の信頼性が高まった。
- 第二小臼歯抜歯などの難症例が審査員から特に評価された。
Graphy(ダイレクトアライナー)の臨床応用とバイオメカニクス
3Dプリンタを用いて直接出力するアライナー「Graphy」について、可能性と課題を共有しました。
- アライナーの厚みを部分的に変更してトルクを制御する等、高度な力学調整を検討。
- 一般歯科医が安易に導入するのではなく、マルチブラケットの知識と、8週ごとの綿密な調整・スキャンを前提とすべき。
- アタッチメントを使用しない「アタッチメントフリー」の可能性について意見交換。
Dr. Sandra Taiとの抜歯症例(G6)ディスカッション
Dr. Sandra Taiを交え、アジア人に多い両顎前突(Bi-maxillary protrusion)などの難症例における治療戦略を深く検討しました。
- G6プロトコル:犬歯遠心移動や大臼歯のアンカレッジコントロールについての臨床知見を確認。
- トルクコントロール:前歯部の10mm後退のようなシビアな症例では、シミュレーション上で約15度の「バーチャル・ゲーブルベンド」を加えることで、有限要素法(FEA)の観点からもルートコントロールが最適化される。
- 第二小臼歯抜歯ケース:小臼歯と大臼歯を同時に移動させ、アライナーが歯をしっかり包み込めるようにするアプローチを議論。
台湾アライナー矯正学会(TAAO)およびアジアコミュニティとの連携
日本・台湾・マレーシア等のドクターが参加する、約100名規模のアジアコミュニティ(APACインビザラインコミュニティ等)の形成と今後の連携方針を共有しました。
- Dental Monitoringを活用したオンラインの遠隔モニタリングを導入することで、より効率的な治療進行を目指すことで合意。
Decisions
- 「アライナーレディオ(Aligner Radio)」にてDr. Sandra Taiをゲストに迎えた抜歯症例プロトコルのオンライン対談を企画・実施すること
- 3Dプリンタアライナー(Graphy)の臨床効果を検証するため、CBCTを用いたデータの重ね合わせ分析を数症例実施すること
- Dr. Sandra Tai著書(第2版)の日本語翻訳本(アドバンス内容を含む)の出版に向け、最終のカバーデザイン確認や準備を進めること
Action Items
Key Quotes
臨床と研究は常にリンクしていなければならない。机上のエビデンスと、実際の臨床感覚には乖離がある。
— Dr. Sandra Tai