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EAS学会での症例検討とSandra Tai先生との学術ディスカッション

2026-04-18 | ミーティング・症例検討会(293分)

矯正歯科 アライナー矯正 症例検討 Graphy EAS学会
293
録音時間
5
参加者
3
決定事項
3
アクション

EAS学会でのEBAO合格の成果を振り返りつつ、アライナー矯正の世界的権威Dr. Sandra Taiを迎えて、ダイレクトアライナーGraphyの臨床応用や、抜歯を伴う難症例(G6プロトコル)におけるトルクコントロールの最新知見についてディスカッションを行いました。

渡部先生 佐藤先生 有本先生 Dr. Sandra Tai Dr. Min-Hsiao

EAS学会とEBAO合格の振り返り

日本および台湾のドクターがヨーロッパアライナー矯正ボード(EBAO)に多数合格した成果を称え、要因を分析しました。

  • 国別合格者数で日本が非常に高い評価を獲得。
  • セファロ分析の数値を包み隠さず提示したことで、症例の信頼性が高まった。
  • 第二小臼歯抜歯などの難症例が審査員から特に評価された。

Graphy(ダイレクトアライナー)の臨床応用とバイオメカニクス

3Dプリンタを用いて直接出力するアライナー「Graphy」について、可能性と課題を共有しました。

  • アライナーの厚みを部分的に変更してトルクを制御する等、高度な力学調整を検討。
  • 一般歯科医が安易に導入するのではなく、マルチブラケットの知識と、8週ごとの綿密な調整・スキャンを前提とすべき。
  • アタッチメントを使用しない「アタッチメントフリー」の可能性について意見交換。

Dr. Sandra Taiとの抜歯症例(G6)ディスカッション

Dr. Sandra Taiを交え、アジア人に多い両顎前突(Bi-maxillary protrusion)などの難症例における治療戦略を深く検討しました。

  • G6プロトコル:犬歯遠心移動や大臼歯のアンカレッジコントロールについての臨床知見を確認。
  • トルクコントロール:前歯部の10mm後退のようなシビアな症例では、シミュレーション上で約15度の「バーチャル・ゲーブルベンド」を加えることで、有限要素法(FEA)の観点からもルートコントロールが最適化される。
  • 第二小臼歯抜歯ケース:小臼歯と大臼歯を同時に移動させ、アライナーが歯をしっかり包み込めるようにするアプローチを議論。

台湾アライナー矯正学会(TAAO)およびアジアコミュニティとの連携

日本・台湾・マレーシア等のドクターが参加する、約100名規模のアジアコミュニティ(APACインビザラインコミュニティ等)の形成と今後の連携方針を共有しました。

  • Dental Monitoringを活用したオンラインの遠隔モニタリングを導入することで、より効率的な治療進行を目指すことで合意。
  • 「アライナーレディオ(Aligner Radio)」にてDr. Sandra Taiをゲストに迎えた抜歯症例プロトコルのオンライン対談を企画・実施すること
  • 3Dプリンタアライナー(Graphy)の臨床効果を検証するため、CBCTを用いたデータの重ね合わせ分析を数症例実施すること
  • Dr. Sandra Tai著書(第2版)の日本語翻訳本(アドバンス内容を含む)の出版に向け、最終のカバーデザイン確認や準備を進めること
タスク担当期限
「アライナーレディオ」対談の日程調整(候補:5月29日 22:00(日本時間))と配信準備 運営事務局 2026-05-29
Graphy検証に向けたCBCT(CTデータ)の重ね合わせ分析(まずは3症例目安) 臨床担当(渡部先生、佐藤先生、有本先生など)
Sandra Tai著書(第2版)の翻訳最終確認およびカバーデザイン調整 長尾勝則先生、森本太一郎先生
臨床と研究は常にリンクしていなければならない。机上のエビデンスと、実際の臨床感覚には乖離がある。
— Dr. Sandra Tai