Key Metrics
205
分
録音時間
42
%
来院回数削減率
9
件
主要トピック
Executive Summary
デンタルモニタリング(DM)の遠隔管理により、品質を落とさずに来院回数を最大42%削減し、患者負担を軽減。高度なAIスキャン分析と院内運用の標準化により、医院の「高付加価値化(エルメス化)」を実現する手法を提示する。
Participants
講師 参加歯科医師(日本)
Discussion
1. 経過観察と小児矯正におけるDM活用
経過観察や混合歯列期の長期管理において、月1回のスキャンにより精密なトラッキングが可能になります。
- 精密計測: 側方歯群の数ミリ単位の空隙拡大を正確に計測し、適切な介入時期を判断。
- 小児の長期管理: 咬合状態、萌出スペース、歯面脱灰(白濁)などを約2年半にわたり遠隔で継続観察。
- 口腔清掃の向上: 清掃不良を検知したタイミングでピンポイントにブラッシング指導の来院を促す。
2. トラブル管理の効率化と来院回数削減
マルチブラケット治療における不具合の早期検知と、来院アポイントの最適化により、無駄な通院を徹底排除します。
- 先回り対応: ブラケット脱離やワイヤー破損を患者の自覚前に検知し、新規ワイヤー到着に合わせて来院予約を案内(無駄な来院を1回削減)。
- アポイントコントロール: 緊急対応をドクターの混雑時間帯から外し、予約の空き時間に誘導。
- 圧倒的な削減実績: 20ヶ月の動的治療期間における総来院回数をわずか7回に抑えた症例を提示。
3. 医院の「エルメス化(高付加価値化)」アプローチ
単なる治療期間の短縮だけでなく、サービスの質や細やかな気遣いを高めることで差別化を図ります。
- 院内オリジナル動画の活用: エラスティックの掛け方などを自院ロゴ入りの解説動画としてDM経由で配信。
- パーソナルビデオ: 通院頻度低下による対面コミュニケーションの減少を補うため、ドクターからの「1分間個別メッセージビデオ」を定期送付。
4. 高度な臨床応用と新機能「Smart SBA」
補綴前矯正や保定期の管理において、バイオメカニクスの可視化と最新機能を活用します。
- 補綴前矯正: 測定ツールで歯牙移動スピードを精査し、バイト干渉を先回り予防。
- 保定期管理: リテーナーの不適合や後戻りを自動検出。
- Smart SBA機能: 過去の口腔内スキャン(iOS)と直近のDMスキャンを統合。印象採得のための来院プロセスを3ステップ以上削減。
5. スキャン精度の向上とQ&A
患者が送信するスキャン画像の不鮮明さを解決するための対策を講じます。
- 基本動作の徹底: スマートフォンレンズの皮脂・メイク汚れを撮影前に拭き取るレクチャーを標準化。
- Lumio(ルミオ)の導入: 専用デバイスを用いることで、汚れ・手ブレ・光量を標準化しエラーを解消。
Decisions
- 経過観察・プレ治療期間はレントゲンを撮影せず、口腔内スキャンと写真のみで管理する
- 重要アラート通知の確認・処理は、スタッフに任せず必ずドクター自身がチェックするルートを徹底する
Action Items
Key Quotes
若い小児の患者さんにデンタルモニタリングを導入することは、ご両親にとって非常に簡単で、大変喜ばれます。なぜなら、彼らにとって通院は非常に多くの時間を消費するものだからです。
— 講師
ただ問題を検出するだけでなく、『自分をいつも気遣ってくれている』という特別な体験を患者さんに提供できるため、医院への信頼度が飛躍的に高まります。
— 講師